飼うのが大変って本当?怯えていたジャックラッセルと歩んだ10年

ジャックラッセルテリアって、よく「飼うのが大変」と言われる犬種ですよね。

私もジャックを家に迎えたばかりのころ、不安で何度もネット検索をしました。

「ジャックラッセル 飼うな」

「しつけが大変」

「初心者には無理」

そんな言葉にドキドキしながら、

それでも、目の前にいる小さな命を守りたい一心で過ごしてきました。

最初は怯えて震えていたジャック。

でも、少しずつ心を開き、今ではかけがえのない家族になりました。

この記事では、

そんなジャックとの出会いから10年間のエピソードを、リアルな体験を交えてお届けします。

「大変だけど、やっぱり最高にかわいい!」

そんな気持ちが、少しでも伝わったらうれしいです。


もしこの記事を読んで、少しでも「ジャックラッセルテリアと暮らしてみたいな」と思ってもらえたら、こんなにうれしいことはありません。

目次

見た目が少し違っても、私たちにはたまらなく愛おしい――ジャックとの出会い

ジャックは、生後9か月までペットショップで過ごしていた子でした。

小さなケージの中で、毎日たくさんの人に見られながらも、なかなか家族が決まりませんでした。

そんなジャックを連れて帰ったのは、私ではなく、夫でした。

ペットショップから帰ってきた夫は、こう言ったんです。

「俺が連れて帰らないと、この子、ライオンの餌になっちゃうかもしれない」って。

実際にどうなるかはわからないけれど、

殺処分のことを想像するだけで胸が締めつけられる思いでした。

ジャックはジャックラッセルテリアだけど、

一般的にイメージされる「ぴょんぴょん跳ねる元気なテリア」とは少し違っていました。

ジャックラッセルテリアといえばこんな感じ

耳はぴんと立っていて、

ブチ模様は左目のまわりだけ。

きっとその“ちょっと違う見た目”が、なかなか家族が決まらなかった理由だったのかもしれません。

でも私たちにとっては、それがジャックの“かわいさの理由”だったんです。

震えていた小さな体――うちに来たばかりのジャック

家に来たばかりのころのジャックは、とにかく怯えていました。

小さなケージの中で長い時間を過ごしていたからか、

ちゃんと歩くことすらおぼつかなくて。

部屋の隅っこで体を小さくして、ずっと震えていたんです。

私たちが手を伸ばしても、逃げるように距離をとって、

目はずっと、なにかを怖がっているようでした。

それでも、少しずつ時間をかけて心を開いてくれて。

初めてそっと隣に座ってくれたとき、

「ああ、うちの子になってくれたんだな」って、心から思えました。

うちに来たばかりのジャック。借りてきた猫ならぬ犬。

大人しかったのは最初の数日だけ…

でも、おとなしかったのは本当に最初の数日だけでした。

少しずつ慣れてきたジャックは、ついに“本性”を現し始めたんです(笑)

とにかく激しい。元気。もう、止まらない!

少し目を離すと、何かをかじってる。

クッションの端っこにはしっかり穴が空き、

ビーズクッションは一瞬でボロボロ。→粗大ごみ行きに。

トイレシートも引っ張り出してビリビリに…

どころか、食べてる!?ってことも。

怒っても、本人はまったく気にしていない様子。

「ねえねえ、あそぼ!」みたいな顔で、しっぽをブンブン振ってくるから、

もう怒る気力すらなくなるという…。

なにしろ、ジャックは生後9か月まで何のしつけもされていなかったわけで。

そりゃあもう、毎日が戦いでした。

「おすわり? なにそれ?」

「トイレって、どこでするの?」

「人の手? とりあえずかじってみよう!」

そんな感じで、

私たちはジャックとの“しつけ合宿”のような日々に突入しました。

怒っても言っても、最初はまったく通じない。

どこでも片足をあげておしっこするのも当たり前。

ジャックにとって、家の中は「俺のナワバリ」だったみたいです。

今でこそ、ジャックはお散歩のときしかおしっこをしなくなりましたが。

あの頃のバタバタした毎日が、今では懐かしく思えるくらいです。

もちろん、今でもちょっとお調子者なところは変わっていないけれど、

それも含めて、わたしたちの大事な家族。

ジャックが家に来てくれて、本当によかった。

どんなにバタバタしても、しんどい日があっても、

モフモフの体を抱きしめると、やっぱり幸せだなって思えるんです。

どっちに行くの?気分で決まる散歩コース

お散歩のときのジャックは、完全にマイペース。

私の都合なんておかまいなしに、「今日はこっち!」とばかりにずんずん進んでいきます。

一応リードを持っているのは私なんだけど、

引っ張られているのは、いつもこっち(笑)

朝晩の1日2回散歩に行くのですが、

ときには1回の散歩で1時間歩くなんてこともザラ。

歩きながら気になるにおいがあれば急に立ち止まり、

よそのワンちゃんを見かけたらテンション爆上がり!

まるでジャックに“私がお供している”かのような散歩スタイルです(笑)

それ、計算じゃないよね?ジャックの“あざとかわいい”一面

ジャックは、犬も人もだ〜いすき。

特に女の人が大好きで(笑)

散歩中に「かわいい〜!」なんて声をかけられたら、もうスイッチが入っちゃう。

「そうでしょ?」と言わんばかりに自ら近づいていって、

上目遣いで“全力かわいいアピール”。

おしりフリフリ、しっぽブンブン、

ついでに顔もちょっと傾けて…。

「自分が可愛いってこと、完全にわかってるな?」って思うこともしばしば(笑)

ほんと、あざとい子です。

ショートカットは許さない!ジャックの全力抗議作戦

この前の夏、ちょっと忙しくて、

ジャックが行きたがっていた散歩コースを、ほんの少しだけショートカットしたんです。

そしたら、ジャック、完全に不満顔。

目の前にあった水たまりにバシャバシャッ!と自ら突撃。

さらに、わざと体を泥水にこすりつけて、見事に泥んこ犬の完成。

「それ見たらさすがに引き返すでしょ?」みたいな顔で、

こっちをチラッ…と白目で見てくるんですよ(笑)

「あんた、わざとでしょー!」とツッコミながらも、

ズルズルと家に連れ帰り。

ジャックの大嫌いなシャンプーで、泥んこ事件はしっかり精算しました。

自由でおバカで、愛しい存在――ジャックと歩む“こつこつ暮らし” 

そんなこんなで、うちのジャックはとにかく自由奔放で、ちょっとおバカで、でも全力で可愛い存在です。

一緒に暮らして、もうすぐ10年。

今でも毎日、笑わせてくれて、時には困らせてくれて。

それでもやっぱり、わたしにとってはかけがえのない“家族”。

ジャックと過ごす時間は、にぎやかで、やかましくて、でもすごく幸せ。

この先もきっと、いろんな事件を巻き起こしてくれるんだろうなと思うけど、

それも全部ひっくるめて、“こつこつ暮らし”の大事な一部です。

最後まで読んでくださって、ありがとうございました。

また、我が家のやかましくて愛おしい毎日を、ぽつぽつ綴っていけたらと思います。

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この記事を書いた人

はじめまして。mina(ミナ)と申します。
アラフィフ、57歳。猫と犬と一緒に、のんびり一人暮らしをしています。

普段は会社員として働きながら、
ボーナスほぼゼロの収入を支えるため、副業でファミレスのバイトもしています。

趣味は、たまに出かける小さな旅行。
そして何より、家で猫や犬とまったり過ごす時間が、私にとっての一番の幸せです。

このブログを始めたきっかけは、
老後がすぐそこに見えてきた今、
「このままで大丈夫かな」と不安を感じる自分自身を励ましたかったから。
そして、同じように感じている誰かの小さな勇気になれたら、と思ったからです。

ブログでは、
節約や副業のこと、心屋で学んだことを活かしたちょっとしたお悩み解決、
ペットとの暮らし、日々の小さな幸せについて、こつこつ発信していきます。

老後が近くても、一人でも、
こつこつ積み重ねたらきっと大丈夫。
私のリアルな暮らしが、少しでも誰かの励ましになりますように。

どうぞ、よろしくお願いします。

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