【顎変形症のリアル体験記②】外科矯正の精密検査へ。思ってた以上に本格的だった!

こんにちは、こつこつ暮らしのminaです。

前回の記事では、「顎変形症」と診断された私が、保険適用で手術を受けられることを知り、

メリット・デメリットもふまえて「それでもやろう」と決意するまでの経緯をお話ししました。

前回の記事はこちら👇 

【顎変形症のリアル体験記①】子どもの頃から笑顔が苦手だった私が、ついに歯列矯正と手術を決意した話


そして今回は、その次のステップ―

本格的な「精密検査」を受けた日の記録です。

実は私、過去に審美目的でマウスピース矯正を受けたことがあるのですが、

そのときは今回のような精密検査は一切ありませんでした。

当時は、3Dスキャナーのような機器で歯をスキャンして、

そのデータをもとに矯正用のマウスピースを作ってくれたのですが、

今思えば、簡易的な処置だったのかなという印象です。

今回の検査内容は、想像していたよりもずっと本格的で、

ああ、本気で“治す”ってこういうことなんだな」と、あらためて感じた一日でした。

目次

レントゲンは10枚!上下の歯を細かくチェック

まず驚いたのが、歯1本1本を細かく撮るレントゲンです。

上の歯と下の歯、それぞれの前歯・犬歯・奥歯を左右から、合計10枚も撮影しました。

こんなに丁寧に撮るのは初めてで、「えっ、そんな角度からも⁉」というのもありました。

詳しい説明はありませんでしたが、歯や顎の状態を細かくチェックするための撮影なのかなと感じました。

顎のCT&全体のレントゲンも撮影

顎全体のCTも撮影しました。

CTを撮るのは、たぶん人生で初めてだったかもしれません。

といっても、いわゆる“箱の中に入る”タイプではなくて、

顔のまわりをぐるっと機械が回るタイプのCTでした。

機械の動きが少し不思議で、「これでどんな風に映るんだろう?」とちょっとワクワクしてしまいました。

撮影した画像はまだ見せてもらっていないのですが、

調べてみると、顎の骨や関節を“輪切り(スライス)”状に立体的に確認するものなんだそうです。

次回見せてもらえるのかな?と、少し楽しみにしています。

歯型も取りました

続いて、現在の歯型取りです。

歯型を取るときには、ちょっと驚いたことがありました。

ただ口の中に型を入れるだけかと思っていたら、

耳から頭にかけて“ヘッドギアのような装置”を装着されて、ネジで「ガリガリ…」と固定されたんです。

初めての体験で、最初は「えっ…!?」と戸惑いましたが、

ふだんは見えない「噛み合わせの位置」を、こんなに丁寧に記録するんだな…と、

“自分の体にちゃんと向き合っている”という実感が湧きました。

調べてみたところ、これはフェイスボウという装置で、

歯型を実際の顎の位置・角度に近い状態で再現するために使うものだそうです。

一般的な矯正ではあまり使われないようで、やっぱり今回は“根本から直す治療”なんだなと、あらためて感じました。

その後、いわゆる“よくある歯型取り”の工程もありました。

少し気持ち悪くなってしまったのですが、衛生士さんがすぐに気づいてやさしく声をかけてくださって、

とても安心できました。

こういう小さな気配りがあると、「ここでなら大丈夫」と思えて、気持ちが楽になりますね。

次回は“筋肉の検査”?!

検査の最後に、「次回は顎周りの筋肉を調べますね」と言われました。

どうやら、口を開け閉めする筋肉の動きや咬む力、バランスなどをチェックするようです。

これは、一般的な矯正ではあまり行わない検査だそうで、

外科手術を前提とした治療だからこそ必要なんですね。

審美歯科との違いに驚く

実は数年前、私はマウスピース矯正をしたことがあります。

あの時は、「前歯のちょっとした見た目を整えたい」という目的だけで、軽い気持ちで始めたものでした。

もちろん、そのときはこんな精密検査は一切なくて、歯型と写真を少し撮っただけ。

でも今回は、骨格からしっかり見直す**“根本治療”**。

「同じ“矯正”でも、目的と内容がまったく違うんだなぁ」と、身をもって感じています。

まとめ:治療が本格的に動き出した実感

今回の検査で、「ああ、本当に始まったんだな」という実感が湧いてきました。

今回の費用は?

この日の検査にかかった費用は、4,210円(3割負担)
前回までの検査と合わせて、少しずつ費用もかさんできますが、
保険適用でこのレベルの検査を受けられるのはありがたいと感じました。

次回は“筋肉の検査”。初めてのことばかりでちょっと緊張もありますが、焦らず一歩ずつ、記録しながら進めていきます。

📌 次回予告

→ vol.3|筋肉の検査って何するの?顎変形症の診断が進む日

📖 前回の記事をまだ読んでいない方は、ぜひこちらもどうぞ👇️

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⚠️ ご注意
このブログは、筆者自身の体験をもとに書いています。
同じ症状でも感じ方や経過には個人差がありますので、診断や治療については必ず専門のお医者さんにご相談くださいね。


最後まで読んでくださって、ありがとうございます。

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