【顎変形症のリアル体験記⑥】歯科矯正で奥歯にゴムを入れる理由と痛み・食事の工夫

矯正の痛み、どれくらい続くんだろう?

そんな不安を感じているあなたへ。

この記事では、上の歯のワイヤーがつながった私の体験をもとに、

痛みや違和感の乗り越え方、気持ちが少し軽くなる考え方をまとめました。

同じように頑張る人に、そっと寄り添えたらうれしいです。

歯科矯正を始めてから、もう1か月。

前回は上の前歯にブラケットを装着しましたが、今回はその経過チェックと歯磨き指導、そして奥歯に「ゴム(セパレーター)」を入れてきました。

このゴムは奥歯に隙間を作って、次回のバンド装着に備えるためのもの。

実際に体験してみると、痛みや違和感、食事の工夫などいろいろな発見がありました。

目次

矯正1か月目の通院でやったこと

まずはブラケット装着から1か月後のチェック。

歯医者さんで歯磨きの状態を染め出し液で確認してもらったところ、意外と磨き残しがありました。

前回の記事では

• 電動歯ブラシ

• デンタルフロス

• ジェットウォッシャー

をおすすめしましたが、結論、それだけじゃ足りませんでした💦

ブラケットやワイヤーの「際」にどうしても汚れが残ってしまっていたんです。

そこで先生からアドバイスされたのが ワンタフトブラシ。

歯医者さんでいただいたワンタフトブラシ。
ブラケットまわりや奥歯の汚れにぴったり(ドラッグストアでも購入可)

先が小さな毛束になっていて、普通の歯ブラシでは届きにくい部分を磨ける専用ブラシです。

矯正中は「電動歯ブラシ+フロス+ジェットウォッシャー+ワンタフトブラシ」の4点セットが理想だと痛感しました。

奥歯にゴムを入れる理由

今回のメインは「奥歯にゴム(セパレーター)を入れること」。

これは奥歯の間に小さな隙間を作って、次回バンド(金属の輪っか)を入れやすくするためなんだそうです。

歯科矯正のためのセパレーター(ゴム)の装着からバンド装着までのプロセス

処置自体は数分で終わりましたが、じわ〜っと押されるような独特の感覚がありました。

ゴムを入れたときの痛みと違和感

装着直後は「思ったより大丈夫かも」と感じましたが、数時間たつとじわじわ締め付け感が出てきました。

噛むと奥歯にジーンとするような違和感があって、硬いものを食べるのはちょっと大変。

先生いわく「イカが歯の間に挟まってる感じ」。

まさにその通りで、何かが詰まっているような、気持ち悪い違和感がずっと続くんです。

人によっては頭痛が出ることもあるそうですが、私は今のところ軽めの違和感で済んでいます。


ゴム装着中におすすめの食事

こういう時は“柔らかめのごはん”が安心です。

  • おかゆや雑炊
  • うどんや煮込みそうめん
  • 茶碗蒸しやスクランブルエッグ
  • ヨーグルトやプリン

逆に避けた方がいいのは、せんべい・ナッツ類・キャラメルなど硬い/粘る/着色しやすいもの。

しばらくはやさしいメニューを選んで過ごしています。


その1週間後|奥歯にリング装着&ワイヤーが全体につながった!

ゴムを入れてから1週間。

いよいよ今日は、奥歯に**リング状の金具(バンド)**をはめてもらいました。

前回のゴムで作った隙間のおかげでスムーズに装着できたけれど、

入れるときはやっぱり少しギュッと押される感覚がありました。

でも、ゴムのときより痛みは少なく、そこまで辛くはなかったです。

そして今回はついに、(上の歯だけですが)ワイヤーが奥歯まで広がって全体がつながりました。

見た目にも「矯正らしくなってきたな〜」という印象。

いよいよ歯全体が少しずつ動いていく段階に入ったみたいです。


ワイヤーが広がるときの違和感

装着直後は歯がギュッと押されるような圧を感じて、

なんとなく「動いてるな…!」という感覚がありました。

鏡を見ると、ブラケットとワイヤーがしっかり奥まで通っていて、

「ついにここまで来た!」という達成感も。

ただ、歯が動いてきたことで、前歯同士が少し干渉するようになってきました。

食べるときや話すときに「カチッ」と当たるような違和感があって、

これも歯が動いている証拠なんだなと思うと、ちょっと嬉しくもあります。

また、奥歯の金具が頬の内側に当たることもあるので、

気になるときは**ワックス(矯正用の保護材)**をつけるとかなり楽になります。

矯正用ワックス。金具が頬や唇に当たるときに使う保護アイテムです。
柔らかいので、指で小さくちぎってブラケット部分に貼るだけ。

歯が動き始めて感じたこと

前歯同士が当たるのは正直ちょっと不快。

奥歯ではうまく噛めないし、食べるときも前歯が折れてしまうのではないかと不安になります。

でも、これがずっと続くわけじゃないと分かっているから、不思議と耐えられます。

歯が正しい位置に動いていく“途中”なんだなと思うと、むしろ希望のほうが大きいです。

今はまだ上の歯だけにワイヤーがついている状態。

下の歯の矯正はこれから始まる予定なので、

上の歯が少しずつ整っていくのを感じながら、次のステップを待っているところです。

矯正する前は、別の歯がぶつかって顎が痛くなることもあり、

「この噛み合わせの不調が一生続くのかな…」と不安に思っていました。

だからこそ、今のこの違和感は「よくなる途中の痛み」だと思えるんです。

不快さの中にも、「変わっていってる実感」がある。

それが、今の私の矯正生活の支えになっています🦷✨

今回の費用と保険診療について

今回の通院費用は 5,460円(保険診療) でした。

先週のゴム装着時は 2,170円で、処置内容によって金額が少し変わります。

私の場合は「顎変形症」と診断されていて、手術を前提とした治療のため、

矯正もすべて保険の対象になります。

見た目を整える目的の“審美矯正”とは違い、

噛み合わせや顎の機能改善を目的とした医療行為としての矯正です。

これからもしばらくは毎回、保険診療の範囲での通院になると思います。


まとめ

  • 矯正1か月目は「歯磨きチェック」と「奥歯のゴム装着」が大きなステップ
  • 1週間後にはバンド装着&ワイヤーが奥歯までつながる
  • 歯が動き始めたことで前歯同士の干渉や噛みづらさも出てきた
  • それでも「よくなる途中の違和感」だと思えば乗り越えられる
  • 今は上の歯だけ矯正中。次は下の歯の装着予定(1ヶ月後)

これから矯正を始める方や同じように治療中の方の参考になれば嬉しいです😊

⚠️ ご注意
このブログは、筆者自身の体験をもとに書いています。
同じ症状でも感じ方や経過には個人差がありますので、診断や治療については必ず専門のお医者さんにご相談くださいね。

\その他の体験記はこちら/

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