9年間、薬を飲まないと眠れなかった私が、今は自然に眠れている理由

※この記事は、不眠とうつで悩んでいた私の体験談です

眠れない夜が、9年間続いていました。

48歳のとき、心療内科で「軽いうつ病」と診断されました。

うつ病は1年くらいで回復したものの

そこから57歳ごろまで、ずっと睡眠導入剤を手放せなかった

ついこの間まで、本当についこの間まで。

あのころの自分を思い出すと、今でも胸が苦しくなります。

目次

うつ病になったとき、体に何が起きていたか

夜、眠れない。
わけもなく涙が出る。
どんどん体重が落ちていく。
好きだったことが何もできない。

そして——「こんな私、世の中にいない方がいいんじゃないか」と、本気で思った時期がありました。

今こうして書けるのは、あのころを抜け出せたからです。でも当時は、出口が見えなかった。

前の職場での日々

うつ病になる前、私はある職場でずっと働いていました。

給料が特別高かったわけじゃないけれど、ボーナスもあったし、少しづつだけど昇給もあった。

今の職場と比べれば、まだ恵まれていた部分もあって、

今でもたまに「あそこで働き続けていたら…」とふと思うことがあります。

でも、体がもたなかった。

とにかくぴりぴりしていた。得体の知れない不安感がずっと続いていた。


息が苦しくて、胸がぎゅっと締め付けられるような感覚。

時間に追われ続けていた。要求されることが多かった。

自分のペースで動ける隙間がなかった。

今思えば、あの環境が私には合っていなかったのだと思います。

うつ病を経て、私は一度仕事を離れました。
そのあと約1年間の無職期間を過ごし、転職をしました。

でも、次に入った職場も、どこか似たような環境でした。

昇給やボーナスは、周りや上司の評価で決まる。
いつも誰かの目を気にしながら仕事をしていて、やはり不安がつきまといました。

そして気づけば、また同じように心も体もすり減っていったのだと思います。


そんな中で——
眠れるようになったのは、今の職場に転職してからでした。


転職して気づいたこと

今の職場に移って、正直びっくりしたことがあります。ボーナスが2万円でした。

あえて選んだわけじゃなくて、入社してから知ったんです。

あのときの衝撃は、なかなかのものでした(笑)。

それだけじゃなくて、職場にちょっと困った人もいます。

朝の挨拶もままならない、自分の機嫌で周りの空気を変える、自分のミスは絶対に認めないのに人のミスにはやたら厳しい——どこの職場にもいるタイプ、というやつです。

仕事中はぴりぴりすることも正直あります。

でも不思議なことに、夜はちゃんと眠れるんです。

なぜだろうと考えたとき、一番大きいのは

「時間に追われていない」「他人からの評価に振り回されない」ことだと気づきました。

自分のペースで仕事ができる。次から次に何かを求められない。

だから家に帰ると、気持ちがちゃんとオフになる。


私はずっと時間に追われる仕事をしてきたけれど、多分それが向いていなかったんだと思います。

今になってようやくそう思えます。


これは私の場合ですけどね。

薬のやめ方は、自己流でした

睡眠導入剤は「いつかやめなきゃ」とずっと思っていました。

お医者さんに相談するわけでもなく、ある日こっそり1錠を半分に割り始めました。

少しずつ減らして、眠れそうな夜は飲まずに試してみる。


それを繰り返していたら——いつの間にか、飲まなくても眠れるようになっていた。

劇的な瞬間はなかったです。気づいたら、飲んでいなかった。それだけです。

(※薬の減らし方は本来お医者さんに相談するのが正しいです。同じ悩みがある方はぜひ主治医に相談してみてください)

スマホより、大事なことがあった

最近「寝室にスマホを持ち込むと睡眠の質が下がる」という記事を読みました。

確かにそれも大事だと思う。


でも私の場合、眠れなかった9年間の原因はスマホじゃなかった。

もし今、眠れなくて悩んでいる方がいたら、立ち止まって一度だけ聞いてほしいのです。

「毎日、時間に追われていませんか?」「他人の評価を気にしていませんか?」

もちろん、時間に追われることでやりがいを感じる人もいると思います。

評価されることがモチベーションになる人も。

それが合っている人には、むしろそういう環境が力になるんだと思う。

これはあくまで、私の場合の話です。


そしてもうひとつ、最近思うことがあります。


50歳を過ぎて、子育てもひと段落して。
収入はもちろん大事だけれど、「つらい」と感じる働き方を無理に続けなくてもいいのかもしれない、と。

自分に合ったペースで働くこと。
それを選ぶのも、ひとつの生き方なんじゃないかと思っています。

眠れることは、思っている以上に大事な土台でした。

おわりに

もちろん、これは私の場合の話です。

収入もよくて働き方も良い会社もあると思うし、そういう職場に転職できれば一番いいのかもしれない。

でも転職してまた時間に追われる環境になったら——それはそれでリスクだなと思っています。

だから今の私の作戦は、眠れる職場を守りながら、バイトや副業で収入の柱を増やすこと。

このブログもそのひとつです。

給料が低くても、ボーナスが驚きの金額でも(笑)、

夜ちゃんと眠れる。

それが今の私の「自分らしい暮らし」の土台になっています。

(この記事は「スマホを寝室に置くのはNG?」というニュースをきっかけに書きました)

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