娘に子供が生まれました。でも会いに行けていません──50代ひとり暮らしのリアル

娘が、出産しました。私にとっては二人目の孫になります。

5月29日

母子ともに元気だと聞いて、
まず最初に感じたのは、安堵でした。

でも正直に言うと、
その後ずっと、ちょっとだけ引っかかるものがあって。

それが「薄情かな」という気持ちでした。


目次

朝7時に気づいたら、もう生まれていた

5月29日深夜4時に、娘から連絡が来ていました。

「子宮口が開いてきた。
もうすぐかもしれない」

でも私、寝てたんですよね(笑)。

気づいたのは朝7時。

スマホを見たら、すでに「生まれたよ」の連絡が来ていて。
朝5時には生まれていたらしく。

おめでとうの返事をしながら、
なんだか不思議な気持ちでした。


そもそも、なぜ里帰りしなかったのか

実は、里帰り出産という選択肢もありました。

でも娘は、大阪で産むことを選びました。

理由のひとつは、たぶん私への気遣いだと思います。

私は本業とバイトを掛け持ちしていて、
娘が帰ってきても、
ちゃんとお世話できる自信がなかった。

「ママはどうせいないでしょ。(群馬でひとりでお世話するなら)
旦那がいる大阪で二人で頑張る」

そういう結論になったんだと思います。

娘の判断は
正しい判断だったとも思う。

もしかしたら、わたしに気を使ってくれたのかもしれません。

だからこそ、わたしは里帰りしたら娘にどれほどメリットが有るか?
を一生懸命プレゼンしました。でも、覆いませんでした(笑)


でも、もし群馬に帰ってきていたら、

旦那さんが大阪から群馬まで会いに来るのにお金もかかるし、
生まれたばかりの我が子に
すぐに会えない日々が続く。

それはそれで、かわいそうだったと思うので大阪で産むという決断を理解はしました。


ただ、ひとつだけ気がかりなことがあるんですよね。

初めての子育てで、
産後で、何もかもわからない状態で、
娘が不安にならないかな、ということ。

出産後は旦那さんのお母さんが来てくれる予定と聞いていたので、
それは少し安心していたんですが。


昨日話を聞いたら、
向こうのお母さんが来る予定は、
6月の後半だというんです。

退院直後の一番不安な時期に、
誰のサポートもない状態になってしまう。

それはさすがに、と思って娘に言いました。

「退院してすぐの時期が一番大変だから、
タイミングをずらしてもらえないかな」と。

そしてこう伝えました。


何か困ったことがあったら、
いつでも、どんな時間でもいいから連絡してね
」と。

それだけは、ちゃんと言えてよかったです。


行きたかった。でも、行けなかった

娘は大阪に住んでいます。

私は群馬。
在来線と新幹線を乗り継いで、
片道4時間の距離です。

「行きたい」という気持ちは、もちろんありました。
当たり前ですよね。

でも私、本業のほかにバイトもしていて。
年中無休の会社なので、
同僚が休みの日は、私が出勤しないといけない。

動ける日が本当に限られているんです。

今週の休みは、昨日と今日6/3だけ。

「今日、行けるかな」と思っていた矢先に、
台風6号が来ました。

しかも調べてみたら、
産後の病院って面会時間が1〜2時間しかないんですね。

群馬から大阪に4時間かけて行って、
会えるのが1時間。

…さすがに現実的じゃないな、と。

来週は矯正歯科と、顎変形症の経過観察(総合病院)の予約もあって、
そちらも外せない。

そんなこんなで、
すぐに駆けつけることは、できませんでした。

仕事のシフトを調整して、
ようやく取れた連休が6月23〜25日。

それが、私が動ける最初のタイミングでした。


お金のことも、少しだけ

こういう話でお金のことを書くのは少し気が引けるのですが、正直な気持ちです。

大阪までの交通費は往復で約3万円。

もちろん、今すぐにでも会いに行きたい気持ちはありました。

でも6月23〜25日には、仕事の都合をつけて大阪へ行く予定もあります。

出産祝いも渡したいし、これから先、娘や孫のために使いたいお金もある。

だから今回は無理をして何度も往復するよりも、
会いに行ける日にしっかり会いに行こうと思いました。

考えてみれば、もし娘が群馬に里帰りしていたら、今度は旦那さんが大阪から会いに来る交通費がかかります。

そう思うと、大阪で出産するという娘の選択は、とても現実的だったのかもしれません。

「行きたい気持ち」と「現実」は、時々同じ方向を向いてくれません。

それでも、できる形で支えたい。

今はそう思っています。

台風が、背中を押してくれた

今日、台風が来ると確定したとき、
不思議と「これは行かなくていいサインだ」と思えました。

諦めがついた、というのが正直なところ。

それならせめて、
「会いに行けない分を、別の形で届けよう」と。

昨日、荷物を送りました。

これはイメージです
  • レトルトのカレー
  • フリーズドライのスープ
  • 娘が大好きなドライフルーツの詰め合わせ

産後ってご飯を作る余裕がないと思うので、
すぐ食べられるものを中心に。

それからCANVAでカードも作りました。

娘にはまだ内緒にしていて、
退院して家に帰って、落ち着いた頃に届くように。

ちょっとでも喜んでくれたらいいな、と思っています。


会いに行けない母親でも、薄情じゃないと思いたい

遠くに住んでいて、
仕事があって、
お金の事情があって、
台風まで来て。

それでも「行かなかった」という事実は、
ちょっとだけ、胸に残ります。

同じような状況の方、いませんか。

すぐに駆けつけたくても、できない理由がある。
でもだからといって、愛情が薄いわけじゃない。

そう思いたい気持ちが、どこかにあります。

6月23日、ようやく会いに行きます。

娘と孫の顔を見るのが、今から楽しみで仕方ありません。


大阪と群馬って、
こんなに遠かったんだなと、
今回しみじみ思いました。

娘が遠くに嫁いでいくとき、
覚悟はしていたつもりだったけど。

孫が生まれてはじめて、
その距離を実感した気がします。

何か困ったことがあっても、
すぐに飛んでいける距離じゃない。

それがちょっと、切ないです。


おわりに

息子のところにも孫がいるので、今回が初孫ではありません。

それでも娘が出産したと聞いたとき、
私は思っていた以上に心が揺れました。

もしかしたら、
娘がお腹を大きくしていく姿を見ながら、
自分が母親になった頃のことを重ねていたのかもしれません。

すぐに駆けつけられなくても、
離れていても、
心配する気持ちも、応援する気持ちも変わりません。

娘へ。

本当によく頑張ったね。

そして小さな命を無事に産んでくれてありがとう。

6月23日、
三人に会える日を楽しみにしています。

母より

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▶ その後、生まれた孫に会いに大阪へ行ってきた話はこちら:生まれたての孫に会いに、大阪へ。子育て中だったあの頃の自分を、思い出しました

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